エクステ２回目

よくわからなかったから
銀色に　魔石をもっともっていって　もういちど　ぎしきをして　もらった
まっくらなかに　ほわほわひかる　じんのなかに　うんしょうんしょ

――とうちゃく。


まっくらな、くうかんのなか――

まっくらな　からっぽに　ぎんいろがいっぱい　ひかってる。
まっくらな　からっぽが　ざらざらと　おとをたてて　うごいてる。


たくさんのあかいのが　そこかしこに　ちらばって
たくさんあるくろいのが　たおれると　まっくらのからっぽに　おっこちたり
いきなりまっかになったり　ぱんとはぜたり

くろいのや　ぎんいろが　こわれたと　おもったら
あおいのから　またでてきて　なにかにまざって
とんで　あかくなって　たおれて　おちて　もえて


あおいのと　ぎんいろと　くろいのと　あかいのが　まざって　ぶつかって　はぜて


――あ
これはよくみる、こうけいだ。
ぎんいろに　つれられると　よくみる　こうけいだ。

でも　ちょっとちがう　かんじがする。
まえにいるのを　たおすのは　いっしょなんだけれど
なんだか　すごく　いやな　感じ
まるで　てきもみかたも　かんけいなくって　みんな　みんな……


……あれ？
なんだろう？


まっくらな　くうかんのなかに　ほわほわ光る　じんのなか。
もちがふわふわかんがえてると
とこやみよりも　じごくよりも　くらいくらい　こえが　した。


とてもひくくて　とてもくらくて
かなしい　かなしい　ことばが　よぎった――そんな　きが　した。